一戸建てで得られる所有欲
家というのは、基本的に毎日のように過ごす場所であり、その時間も短くないものがあります。ですから、快適な場所であることが心の余裕につながり、日々気持ち良く過ごせることにつながっていきます。例えば、住まいを設ける際の代表的な方法に一戸建てがありますが、住むことで得られるメリットの一つに、所有欲を満たしてくれると言うものがあります。これは、集合住宅と違って、土地なり建物の所有意識が高いと言うことが挙げられます。
マンションであれば、購入したとしても、他にもいくつかの世帯があり、多くの人たちが住んでいて、日々顔も合わせます。共用スペースというものも複数存在します。それに比べて一戸建ての場合は敷地内も建物も他の世帯の人がウロウロしているということはありませんから、所有しているという意識が高まり、自分たちだけの物、という感覚を強く味わうことができます。また、一戸建てはその一つの建物の中でも、さらに自分の空間を大切にすることができます。
それは、2階や3階の存在です。マンションでもメゾネットタイプの物件がありますが、まだまだ多い方ではありません。一戸建ては複数階あるタイプが多いですから、上の階に家族の部屋を設けることで、多少なりとも1階との距離が発生し、それがプライベート空間を満喫すると言ったことにつながっていくわけです。例えば、思春期の子供は、家族で過ごスペースと距離のある自分の部屋を持てることで、少し大人の雰囲気を味わうことができ、自立心につながっていくことも考えられます。